ペット保険の信頼性
アメリカはペット大国と言われていますが、ペット保険に加入する比率が高く、ペットに費やす費用が多いのも特徴です。およそ30年前、イギリスでペット保険が導入され、全世界に広がりました。日本では、ほとんど知られていませんでしたが、最近になって、加入する飼い主が増えています。
初期の頃は、保険ではなく互助の形を取る共済方式で導入されました。飼い主同士が助け合う形でスタートしたのですが、ペットを飼う人が多くなって、現在のようなペット保険になったわけです。
このような共済方式は、保険とは違って誰でも設立することができたので、簡単に募集を始めました。ところが、会員不足や設立時の資金不足が原因で破綻すること多く、ほとんど保険の役目を果たすことがありませんでした。
中には、悪質な募集業者もいたので、平成18年4月に法律による規制が始まり、平成20年3月には、無許可で共済を運営することができなくなりました。保険業法が改正されてから、ペット保険関連の会社などは、保険会社や額短期保険会社が運営するようになりました。
ですから、運営基盤が確率されて業者が破綻するような不安がなくなったわけです。日本国内では、ペット保険の歴史も浅く、スタートラインに立ったばかりです。
今後は、ペット飼う人の増加に伴って、補償の対象や程度のバリエーションも広がるでしょう。海外の大手保険会社も参入しているので、保険料金や保険期間の改善がされ始めました。